
新着情報NEWS
写真・動画の撮り方と個人情報の注意点
介護の現場では、行事やレクリエーションの写真を撮る機会が多くあります。
利用者さんの笑顔を残すことは、家族への報告や施設の雰囲気づくりに役立ちますし、スタッフにとっても大切な思い出です。
しかし同時に、その写真や動画は「個人情報」でもあります。
顔や名前、居場所が特定できるものは、慎重に扱わなければなりません。
撮影そのものは悪いことではありませんが、「撮る」「保存する」「使う」の3段階で注意が必要です。
〇撮影前に必ず「同意」を得る
まず、写真や動画を撮る際には、利用者さん本人とご家族の同意を得ることが原則です。
特に、施設の広報やSNSなどに掲載する可能性がある場合は、口頭ではなく書面での同意が望ましいです。
同意を得るときは、次のような点を説明しましょう。
・どんな目的で撮るのか(例:行事の記録・ご家族への報告など)
・撮影したデータをどのように使うのか(例:印刷、アルバム、社内資料など)
・公開する範囲(例:社内限定、広報誌、SNSなど)
たとえ同意を得たとしても、利用者さんの体調や気分が優れないときは無理に撮らないようにします。
その日の様子や表情に寄り添う姿勢が、信頼につながります。
〇写す範囲に「余計な情報」がないか確認する
写真や動画を撮るときは、被写体以外の部分にも注意が必要です。
たとえば、壁に貼られた利用者名の一覧、カルテや予定表、連絡ノートなどが背景に写り込むと、思わぬ情報漏えいにつながります。
また、他の利用者さんや職員が映り込む場合も注意が必要です。
本人が撮影対象でないのに写り込むことが続くと、トラブルの原因になることもあります。
撮影前に周囲を確認し、「その一枚に誰が写っているか」を意識しましょう。
〇SNS投稿は「慎重すぎる」くらいでちょうどいい
最近では、施設の活動をInstagramやブログで発信する施設も増えています。
しかしSNSは、便利である一方で、一度投稿したら完全には消せないというリスクを伴います。
もし誤って個人情報が含まれた写真を投稿してしまうと、削除してもスクリーンショットや転載で拡散してしまう恐れがあります。
投稿前には必ず複数人でチェックし、「顔」「名前」「背景」「文章」に個人を特定できる要素がないかを確認しましょう。
また、個人のスマートフォンからSNSに投稿するのは非常に危険です。誤って自分の個人アカウントに投稿してしまうミスや、端末の紛失・ウイルス感染による漏えいリスクもあります。
施設で情報を発信する場合は、専用の業務用アカウントと端末を使うのが基本です。
〇動画撮影にも独自のリスクがある
動画は表情や声がそのまま残るため、より多くの個人情報を含みます。
音声の中に名前を呼ぶ声や生活音が入っているだけで、人物や場所が特定されることもあります。
動画を撮る場合は、静かな場所で撮影し、編集段階で不要な音声や映像をカットするなどの工夫が必要です。
最近では、顔をぼかすアプリや背景を加工できるツールもあります。
「どうしても共有したい映像」であれば、そうした加工を施した上で使うようにしましょう。
〇データの保存と削除も「安全に」
撮影した写真や動画をパソコンやスマートフォンに保存する場合、パスワード付きフォルダに入れる、外部との共有リンクを制限するといった対策を行いましょう。
USBメモリや個人のスマホにデータを移すと、管理が不十分になりがちです。
施設内で共有する場合も、クラウドサービスなどを使うときは、セキュリティが確認されたものを利用します。
使い終わったデータは、そのまま残さず削除することも大切です。
「とりあえず残しておく」という管理が、後々の漏えいリスクにつながります。
〇「思い出を残す」と「個人を守る」は両立できる
介護の現場で写真や動画を撮ることは、利用者さんの人生の記録を残す大切な活動です。
しかし、その“温かい記録”が誰かを傷つけるものになってはいけません。
「本人の了承を得ているか」「他の人が写っていないか」「公開する範囲は適切か」この3つを意識するだけでも、トラブルの多くは防げます。
写真を撮ることは信頼の証でもあります。その信頼を守るために、慎重に、丁寧に扱っていきましょう。
ほねつぎデイサービスで働きたい、見学してみたいという方はお気軽にLINEからお問合せください。
ほねつぎデイサービスで働きたい方、まずは見学を希望という方もお気軽にお問い合わせください。
LINEで簡単応募